お疲れ様でした~。すみません、あとがきも長いです。w
とにかく描くのが辛かったです…極々ささやかな癒しはおばあちゃんとジェシカお姉ちゃんでした。 まだ描くの楽しかった。 ジェシカお姉ちゃんの姿を絵に描くなんて無粋もいいところですが、お遊びということで。
自分が「コイツとはヤりたいなぁ」と思うような好みど真ん中の理想像(たれ目とかww)で勝手に作りました。
この主人公の考えは「人間らしい感情を持つこと・いきいきと生きること」は
死んでいった者に対しての裏切り行為だから、そーゆーのはナシにして全部捨てよう、 自分を殺しつつ魔族も殺すという目的だけが、自分を動かしてくれているんだというものです。
だけど、生きていればどうしても他人を好きになったり、嬉しいと思ったり、 どこか絶望しきれないところがあると思うんです。
自分は皆の死のためだけに生きなくちゃいけないのに、 この世全てが自分を打ちのめしてくれればいいのに、わずかな「生」を、一縷の希望を、端々に感じてしまう。 過去に死のうと思う後ろ向きな自分と、今を生きようとする前向きな自分の狭間に喘ぐ。
皆を失った絶望そのものよりも、実はこの苦しみのほうが、
よほどつらいんじゃないかなぁと今回思いました。
ザックの名をつけたことについて。
「ザック」は以前考察をしたのですが、その後「Zack(Zakk)という名前は海外で珍しくない名前なのに、 他のキャラは変更ナシなのに、なぜザックだけJackになったんだろう?」ととても気になるようになって…。
Jackって男っていう意味はあるけど、ほとんど名無しに近いよなぁと思って。山田太郎とかそんなのw それが意図するものは…?とちょっと変わった切り口で今回命名の理由にしてみました。
「ヴァンブレイス」の名をつけたことについて。
公式では「本来の篭手の意味(=大切なものを守る者)で付けたが、次第に復讐の念で塗りつぶされていく」とあります。このことから、裏OP直後ギャレットはちゃんと「皆の遺志と想いをファルガイアに伝えろ」という エルミナの遺言(?)を実行しようとしていたと思われます。
また、死んだ仲間かこれからできる新しい者かはわかりませんが、 健全な意味で、大切なものを守りたいから(名前を付けた)という思いが読み取れます。
大胆な想像とは思いますが、つまり、エルミナと別れた後しばらくは、 この公式のギャレットはまだこの世に絶望しきっていなかったのではないか?と思うのです。
しかし、この考えだと今度は「いつごろから復讐に囚われるようになったのか?」という問題が出てきます。 「次第に」とありますから、荒野で独り生きていくうちに心が荒んでいったのはおおいにありえることです。
でも、お話としては「あの裏OPで絶望しないで、旅するうちにだんだん沈んでいく」というのは弱いです。 だったら最初からどん底に落としておいて、這い上がろうとするたびに叩き落す構図のがいいじゃないか、 と思って今回はこの公式の図(私の想像の上深読みですがw)を無視することにしました。
このお話でヴァンブレイスの名を付けたのは、リボンと同様に、自虐的、自戒の意味がほとんどです。 「あんなに重い罪を犯したことを忘れるな、
誤魔化すな、うぬぼれるな、
おまえは永遠に普通の人間のように幸せになる資格なんかないんだから」って。
…もうね、ぜってーーーー幸せにするよ、
ザックとエルミナは俺が幸せにする!!!(泣きながらw)
主人公のほんとにさまざまな姿を描けたのが面白かったです。ヒゲ描くと一気にザックになって笑えたw ギャレット→ザックにちゃんとグラデーションになってるといいな。
こんなに暗くて長いお話最後まで読んでくださってありがとうございました。
[2008.07.26up]
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