この漫画はFF4,FF4TAを元ネタとしていますが、
「アンナが生存していたら(ダムシアンが襲撃されなかったら)」という漫画です。
公式設定とは大きく異なりますので、
オリジナルとして認識していただいた方がよろしいかと思います。
(ゲーム未プレイの方でも全く差し支えなく読めます) 98%くらい捏造です。

途中かなり重たい表現が出てきますが、頑張って後編さいごまで読んでくださると有り難いです。
それといつもどおり画像が100kb超えてることが多いので、注意してください。
大丈夫な方はこちら(または下へ↓)

そのひかりを誰が救う/後編(54p) -2011.10.16up-

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お疲れ様でした!
アンナの死について話す二人と、最後のシーンがある日突然降りて来まして
どうしても描きたくなり描いてしまいましたが、まさか100p超の長編になるとは…w
いやあ、楽しかったです。

 ギルバートにとって、「アンナの死」はなくてはならない、必要な要素だったんだと気付いたとき
なんだかそれ自体は全然普通のことなんですけど、ものすごい衝撃を一人で受けてました。
 ゲーム原作ではギルバートたった一人に両親とアンナの死がいっぺんに襲いかかり、
(パッと見情けなくて醜態さらしているんですがよく考えると全然普通の反応だと思います)
その孤独にもしも、あのときすでにハル、寄り添う存在が居たら面白いんじゃないかと思い。


 アンナがハルを訪ねてくるシーンは、漫画の中でもちょっといわれていますが
アンナは王族としてのプレッシャーで少しあの時期は疲れて弱っている状態でハルに会ってるので、
ああいうふうにハルによけいに気遣い下手に出ているのです。
 ギルバートは子供に関して(あの人、生粋のロイヤルだから)
「アンナの気持ちはわかるけど、やはり出来れば産んで欲しい」って言っちゃってたと思います。
アンナは優秀で頑張りやさんな女性なので、なんとか応えてあげたかった…という感じです。

 ギルバートがルイスに、アンナについて「どこそこに居るよ」と話すところは、
ほぼ本気で話してます。実際見えてるというか感じてます。w
もちろん大人としては「もうこの世には存在しない」とわかっているし、
その上でふとした時、ものにアンナを感じていたいし感じる気がする、という
自分の願望と事実がまぜこぜになっているということもわかっています。
 ギルバート、ハル、テラとルイスを取り巻く人たちは、ルイスを子供扱いせず(優しくはしていますが)
事実や理論を、大人に使う言葉台詞そのままに話しています。


 ギルバートとハルは後半外見がほとんど変わらないので、全体の雰囲気でちゃんと年を食っていってる、
というのを表すのが難しかったです…ハルもだいぶ成長しましたが、
ギルバートは大人からさらにオッサン+超偉そうな感じ(貫禄がついたと言いなさい…)で!w
前編の二人を見るとえらい変わったな!「ここまで来たか~」と感慨深くなりましたw

 この後はルイスが成長していくのですが、相変わらずお父さんがハルを生殺し状態にするので
ちょっと親子の確執が生じたりw、ハルが権力を一切持たないのに頂点の二人に気に入られていて
政治的に得体が知れず恐れられ疎まれて城を追放されたり、
それを超絶かっこよくなったルイスが王子様らしく助けに行ったり、
それを頼もしく思いつつもどこか面白く無いと一人でご機嫌斜めな王様が居たり、
それをアンナに「いい加減素直になりなさいな」とたしなめられたり、
まあまあ盛りだくさんでベタベタな未来が続いていくと…w

いやあ、楽しかったです。描けてよかった。
※後日、このお話についていくつか質問を頂きましたので語りや絵をこのページの一番下に追加しています。





お母さん?

>「煙の花を咲かす」という意味?(拍手より:10月17日 23:16)
 あれは「いつも薬品(化学)実験で失敗して”ぼんっ!”と爆発させてるけどね」という意味です。
漫画的なアレです。w
あの漫画のハルはトロイアに留学した後からはそちらを勉強し、「薬師」に近いジョブです。
後半で解毒剤を作れるのは、留学中に勉強したことからの伏線です。


>一緒にはならずにしかし一生共にいる、そのわけが知りたい(10月17日 23:03)
 おおお、すみません、あのギルハルは本筋の二人よりもものすご~~~く展開が遅いですが!
最終的にはちゃんと嫁にしてくれると思いますよ、たぶん…。w
結婚はかなり後になりますが、それまでやることはやってますwwwwwwwwwwwwオトナの関係です。

 ギルバートの方は見栄というか?それまでのハルとの関係で気まずいところがあるので。
ハルの前で、さんざんアンナといちゃいちゃしてたので、今思えばハルの心中はひどく荒れていただろうと
ちょっと申し訳なく思っている罪悪感と、
大人の男性らしく、非常にずる賢くなっているので
「今簡単にハルを妻にすることはできるけど、風当たりが強すぎて問題が山積み」
なのが明らかなので、でも自分のハルへの気持ちも抑えられないので、生殺し状態にするんです。
あと、どれだけ生殺しにしても、ハルは絶対に自分から離れられないとわかっていて、
ちょっと意地悪をしている部分もあります。ひどい男です。
 ギルバートの中でそれらの問題や見栄が(ルイスのハルへの複雑な感情も含まれる)
すべて解決した後に、やっっっっと「結婚しようか」となるわけです。

 また、ギルバートよりもハルの方が拒否するんです。ギルアンへの尊敬の念が強すぎて
「ギルバートが自分のところへ来る」ということ自体が認めたくないというか…全く簡単には受け入れがたく、
断固拒否する時代がかなり長く続きます、たぶん。
ギルバートがどSでかなり攻めなのでキスとか行為自体はわりと早く受け入れざるを得なくなりますが
「妻にはしないでくださいね。できないでしょう?」って言っちゃう。
たまに自虐的にわざと「私のことなんて好きではないんでしょう」って自分から都合の良い女に落ち着こうとする態度も取ります。
ハルの中での「ギルバート様はアンナ様を一生愛し続けなければいけない」という勝手な虚像、夢が一番ギルハル二人にとって壁・障害になります。
そこの固定概念?がとけない限り、結婚には至りません。

 ルイスはアンナの遺伝子を非常に良く受け継いでいるのでw,
最初はルイスも母親としてのハルにこだわって一人占めしたい子どもらしい甘えた気持ちもありますが、
次第にややこしい大人二人の仲を上手く取り持ち、優秀な仲人としての立ち位置になっていきます。
ギルバートにわざとつっかかってライバル心を刺激してみたり、
ハルには父のことを理解して欲しいと言い、
なんとか二人のしこりを取ろうと奔走する、非常に出来た子ですw
 本当の母親を知らないがために本当の意味(そして良い意味)でマザコンになってしまうので、
ルイスはギルよりも、ハルに幸せになってもらいたい気持ちがとっても強いです。
 ルイスはもう少し大きくなって歌スキルが上がるとギルと同じくアンナが見えるようになるので
親子3人揃った時は、アンナとルイス二人でギルバートに
「はよ素直になれ ハル側からは何も出来ないんだし あなたが出ればどうとでもなる」と責めたりしますw

 なんだか変わった三角関係ですが、考えるだけで楽しいですね~wややこしい人間はたまらないです。


>ルイスは大きくなったらどうなるの?(複数質問)
 両親が恐ろしく美しいのでそらもう当然の如く美人になります。
絵は、17~19歳あたりです。 ルイス


質問してくださった方々、ありがとうございました!

[2011.10.16up]

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